《ピアノ》ピアノの調律



いつも、たくさんの方に「ピアノ日和」を読んで頂き、ありがとうございます。


調律をして頂きました。

調律していただいた後、質問に応えて頂いたことを、書き留めます。


・手の延長が鍵盤。気もちに応える響板。ピアノは「物」だけど「物」とは言い切れない。

・このピアノは、華やかな音が鳴る。

・音を整えることは当たり前のこと。経験や師匠(リヒテルの調律をされたこともあった方)の調律エピソードを通し、じっくりとお話を聴くことこそが、調律の為に重要。何故なら、そのピアノをいつも弾くのは、その当人だから。

・一般的な広さの部屋の場合、音は、ピアノの向きや場所より、部屋に在るもの(家具、カーテン、敷物、本…)に大きな影響を受ける。残響が大きすぎると思ったら敷物をしたり厚手のカーテンに。逆であったらその逆を。

・入試やコンクールの為など、自分で演奏を録音する方法について

ホールや広い会場で録音することが良さそうに感じるけれど、演奏そのままのニュアンスや臨場感が録れるのは、案外、部屋。スマホよりiPadの方が音が良く、その機材を置く場所で全然違うので、試すといい。

・キーボードについて

「スタインウェイの音をモニタリングしている」と書かれていても、実際に出てくる音は、電子音独特の音。だけど、「モニタースピーカー」(「スピーカー」とは全く違うそうです)を通すと、音の「質」が驚く程良くなる場合が。

・グランドピアノ購入を考える場合、3の型より5の型の方が高価で、音も特に中音域は明らかに違う。だけど、置く部屋や何を望むかで、5より3という選択も出てくる。

・ピアノは一生物どころか、子どもさん・お孫さんの代のもの。


昨年来て頂いた時の言葉(書き残してありました)

・ピアノは、弾き手の意に歩み寄ろうとする。

・1台1台ピアノの個性がある。

・ピアノは育つもの。弾けば弾くほど、ピアノの良さが磨かれていく。


ピアノと信頼関係を育てていけることを、教えていただいています。


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