毎日、たくさんの方に「ピアノ日和」を読んで頂き、ありがとうございます。
家でできることの提案。
今日は、お2人からご質問頂いた、オクターブについて。
「手が硬くなってしまう」
まず大切なのは、思考(脳の言葉)。
「頑張って弾こう」と思うと、正にその思考通りの「張る・頑な」な身体の状態を作ります。つまり、「手が硬くなる」と感じる時は、テクニックの前に、脳が先に「大変な箇所」「頑張ろう」とイメージし、硬い身体を作っています。
では、どのような意識をしたらいいのか。
箇条書きにします。
◇オクターブ部分の旋律を単音で歌う(心の中でいい)⇔オクターブで弾く
その時、身体の状態が同じか違うか?呼吸が楽なままか?息を詰めていないか?
単音で歌う時の「楽な身体の感覚」を味わう。
◇楽な背中や腕の感覚を思い出す(重さ)
・「肩甲骨が自由」とつぶやく
・肘に重力
◇親指・小指だけで弾いてみる
その時「親指の付け根、腕、肩が楽な状態だなぁ」と感じる
◇ゆっくりオクターブで弾く時
・1音ずつ止めて腕をゆらゆらと揺らす(手や腕が楽な状態を感じたら次の音へ)
・同音の連打でない場合、上下運動でなく横へ移動する。次の音にするすると紐で引かれるようなイメージ。(鍵盤から指先を離さず弾いて観る)
・手の横と縦のフレームの交わる3(2)の指を支点にするイメージ。
・肩甲骨と3(2)の指が繋がっているイメージ(親指の付け根の意識から離れることができる)
オクターブの箇所は、きっとその音楽の中で、華やかな部分であったり好きな部分であるのでは。
弾きやすさに繋がったら、嬉しいです。
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