「ピアノ日和」を読んでいただいて、ありがとうございます。
ピアノ奏法の本を出版していらっしゃる、馬場まさよ先生(金城学院大 音楽芸術学科)のインタビュー動画を教えていただきました。
私も何冊か読みました。
話していらっしゃったことを書き出します。
ピアノ奏法について
・身体(指、腕、全体)の使い方の勘違いが多い。
たとえば、「肩が上がる」を「落とす」のは、「肩を下げる」ではない。
肩甲骨の下を緩ませる。
・身体の構造を知る重要性。(例 肩甲骨、鎖骨、腕は繋がっている)
・ピアノは西洋の楽器。
イタリアで生まれ、ヨーロッパで広がった。
・一番大事なのは、『音を聴く力』。
日本人と西洋人と、音の聴き方が違う。
音は何層にもなっている。
西洋人はハーモニーで聴く。
聴き方にはコツがある。
・日本人と西洋人と、身体の使い方が逆。
「頑張る」と聞くと、日本人は、曲げる筋肉をメインに使う。
西洋人は、手を伸ばしたい。伸ばす筋肉を使う。
・ピアノは、下向きに押してなる楽器。
『伸ばす方向』に力を入れないと、鳴らない。
だけど、1㎝の深さ(鍵盤)で鳴る為、曲げる筋肉でも伸ばす筋肉でも鳴る。
だから、差(重要性)に気づきにくい。
・「脱力が大事」は言われるけど、「腕の力を抜いて指の力を入れる?」と、分かりにくい。
・西洋人と日本人は指の使い方が違う。
・日本人と西洋人、挨拶が違う。
日本人は「おじぎ(曲げる)」に対し、西洋人は「握手(伸ばす)」。
この腕の動きがベースになっている。
・エアー演奏をすると分かる。(大きい動きにすると分かりやすい)
腕を伸ばし続けて弾くイメージを。
鍵盤で止めてしまっている。
・動きは、やり慣れていないとできない。
だけど、動きの練習をすると変わっていく。
・「鍛える」でなく「(正しい)動きを身体に落とし込む」。
「頑張って弾く」の頑張る「場所」が変わっていく。
自分の為に書き残します。
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